グリムゼル試験場での活動・見学等にご興味をお持ちの方は下記の英国人職員まで日本語でお気軽にお問合せください。
マーティン・アンドリュー
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056-437-1320(スイス国内より)
++41-56-437-1320(スイス国外より)
ファックス
056-437-1317(スイス国内より)
++41-56-437-1317(スイス国外より)
グリムゼル試験場計画の初期に当たるフェーズⅠからⅤの詳細は、GTS Information をご覧ください。
また、試験場の歴史は History of the GTS をご覧ください。
フェーズⅥ (2018年まで延長)
グリムゼルフェーズⅥは、2004年1月1日に正式に開始され、放射性廃棄物に係わる地下研究所として新たな一歩を踏み出しました。この新しいフェーズでは、より処分環境に近く、より処分に係わる時間スケールや核種条件に近い現象に関する試験を実施することに焦点をおいています。
フェーズⅤにおける3種類の試験プロジェクト、FEBEX、HPF およびGMTは公式にフェーズⅥも継続実施することが合意されました。これにより、長期モニタリングの継続が可能になり、引続き豊富かつ高品質の試験データを、これらのプロジェクトから取得できることになりました。
フェーズⅥのプロジェクトでは、以下の研究を行います。
現在、実施中のプロジェクト:
![]() 長期の拡散試験(LTD) |
![]() 長期セメント試験(LCS) |
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フェーズⅤ
グリムゼルフェーズⅤは、1997年から2004年まで実施されてきました。その中心的なテーマは、天然バリアとしての岩盤の特性を調査すること、処分概念の実現性を確認すること、およびサイト特性調査手法を確認することにありました。すべてのプロジェクトは挙動予測のためのモデル性能の向上を意図して計画され、コンピュータによる解析モデルの開発および検証が実施されました。
フェーズⅤにおける試験は、以下の3分野にグループ分けすることができます。
グリムゼル試験場計画における世界規模の協力体制
長年にわたり多くのプロジェクトを進めてきた経験は、世界から認められる多くのノウハウを産み出しました。フランス、ドイツ、日本、スペイン、スウェーデン、フィンランド、スイス、英国、チェコ、韓国、米国からのパートナー、またスイス国内および世界各国からの数多くの大学、研究所、企業が、グリムゼル試験場のプロジェクトに参画しています。さらに欧州連合(EU)とスイス連邦科学教育機関は各プロジェクトを財政支援しています。
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グリムゼル試験場の概要紹介
グリムゼル試験場(GTS)は、1983年にスイスの放射性廃棄物処分実施主体であるNagraにより建設され、1984年より約30年の期間にわたって、放射性廃棄物処分プロジェクトを広範囲に支援するための地下研究施設として運営されてきました。
グリムゼル試験場は放射性廃棄物処分プロジェクトを推進するための研究開発施設であり、実際に放射性廃棄物の処分する際の候補地になることはありません。グリムゼル試験場は処分場に類似した地下環境を有しており、現実的な条件下で処分施設開発、方法論の検討、およびモデル開発に貢献する研究開発を行っています。また、放射性廃棄物処分に係わる放射性核種を用いた試験を実際の岩盤中で実施することができる世界でも数少ない試験場です
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ヨーロッパの心臓部に位置するグリムゼル試験場で約30年以上続けられてきた各種実験では、世界各国からのパートナーがここに集結し、国際共同研究を実施することを通して知見を共有することに一つの焦点を置いています。 |
世界中からパートナーが参画しています!